黄斑疾患

黄斑疾患の治療

薬物療法

静脈内の詰まり(閉塞)を解消するための薬や網膜の血管を拡張する薬などを使用し血流の改善に取り組みます。

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抗VEGF薬治療(硝子体内注射)

新生血管を増殖させるVEGF(血管内皮増殖因子)の働きを抑制するために抗血管新生薬を硝子体内に注射し、新生血管の発生や成長を抑え、進行を阻止します。

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当院で取扱いのある薬剤
アイリーア
投与期間

1ヵ月ごとに1回、連続3回(導入期)硝子体内投与する。その後の維持期においては、通常、2ヵ月ごとに1回、硝子体内投与する。なお、症状により投与間隔を適宜調節する。

適応
  • 中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性症
  • 糖尿病黄斑浮腫
  • 網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫
  • 血管新生緑内障
  • 病的近視における脈絡膜新生血管
バビースモ
投与期間

中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性

4週ごとに1回、通常、連続4回(導入期)硝子体内投与するが、症状により投与回数を適宜減じる。その後の維持期においては、通常、16週ごとに1回、硝子体内投与する。なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、8週以上あけること。

糖尿病黄斑浮腫

4週ごとに1回、通常、連続4回硝子体内投与するが、症状により投与回数を適宜減じる。その後は、投与間隔を徐々に延長し、通常、16週ごとに1回、硝子体内投与する。なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、4週以上あけること。

適応
  • 中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性症
  • 糖尿病黄斑浮腫
ルセンティス/
ラニビズマブ
投与期間

4週間毎に連続3回、その後は症状により投与間隔を適宜調節するが4週間以上の間隔をあける。

適応
  • 中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性症
  • 病的近視における脈絡膜新生血管
  • 網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫
  • 糖尿病黄斑浮腫
ベオビュ
投与期間

4週ごとに1回、連続3回(導入期)硝子体内投与する。その後の維持期においては、通常、12週ごとに1回、硝子体内投与する。

適応
  • 中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性
  • 糖尿病黄斑浮腫
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レーザー光凝固術

レーザーにより、発生した浮腫を焼いて退縮させたり、網膜の血管で酸素・栄養不足になった個所を焼き固めて新生血管の発生を抑制します。この治療では視力回復するわけではなく、病気の進行を抑えることが目的となります。

適応
  • 中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性症
  • 糖尿病網膜症
  • 網膜静脈閉塞症
  • 網膜裂孔
  • 中心性漿液性網脈絡膜症

PDT(光線力学療法)

PDTは光に反応するビスダインと呼ばれる特殊な薬剤を体内に投与した後、薬剤の特性を利用し病変部にレーザーを照射することにより疾患の進行・悪化を抑制することを目的とします。
ビスダインは新生血管に集まる性質があり、そこに特定の波長の光線を照射することでビスダインから活性酵素が放出され、新生血管を破壊します。

PDTは滲出型の加齢黄斑変性症が適応となり、まず当院にて検査を受けて頂き、PDTの適応であるかを判断します。
その後医師より説明を受けてもらい治療内容を十分に理解し、治療を受けられる場合は同意書を提出して頂き治療開始となります。

適応
  • 中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性症
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