めばちこ・ものもらい
めばちこ・ものもらいとは
初期症状では、吹出物(にきび)が出来たような感覚に類似していますが、「ちょっとまぶたが腫れてる気がする」と感じたら、極力触らないように気をつけてまぶたを清潔に保ち、症状が重くなってしまう前にご相談ください。

めばちこ・ものもらいの種類
外麦粒腫

まつ毛の根本などに細菌が感染し、炎症を起こしたものを「外麦粒腫(がいばくりゅうしゅ)」といいます。痛みや腫れ・発赤を伴うことが多いです。
内麦粒腫

まぶたの内側にあるマイボーム腺(脂の分泌腺)に感染し、炎症を起こしたものを「内麦粒腫(ないばくりゅうしゅ)」といいます。痛みや腫れ・発赤を伴うことが多いです。外麦粒腫にくらべ、腫れが目立ちにくい場合もあります。
霰粒腫

マイボーム腺の出口が詰まり、肉芽腫(にくげしゅ)というしこりが形成されたものを「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」といいます。急性の炎症がでると痛みを伴うことがあります。
めばちこ・ものもらいの原因
麦粒腫は人の皮膚などに常に存在している黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌による感染が主な原因です。病気などで身体の抵抗力が落ちている時に、目をこすったり、汚れたコンタクトレンズを装用したりすると、目に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が移り、炎症や感染を引き起こします。


霰粒腫の原因
まぶたの内側にある脂質を分泌するマイボーム腺が、疲れや不規則な生活、ストレスなどの影響で詰まってしまい、肉芽腫(にくげしゅ)というしこりができるのが霰粒腫です。 また、過度なアイメイクや油脂の多い食事も霰粒腫の原因のひとつと考えられています。

めばちこ・ものもらいの予防について
めばちこ・ものもらいを防ぐためには、目の周りを清潔に保つことが大切です。こまめに手を洗い、汚れた手で目を触らないようにしましょう。また、まつげや目元を清潔に保つことができるように目元専用のシャンプーをおすすめしております。
蒸しタオルで目元を温める
約40度に温めた蒸しタオルをまぶたの上に5~10分ほど乗せます。そうするとマイボーム腺の詰まりが改善され、目を守る油分が分泌されやすくなります。ただし白目が充血している時は目が炎症を起こしているので温めるのは避けましょう。入浴時は必ず湯舟に浸かるようにするのも良いでしょう。
アイメイクを控えめにする
アイラインやマスカラ、つけまつ毛などはマイボーム腺をふさいでしまうため、ものもらいが起こりやすくなります。アイメイクは控えめにして、毎日必ずアイメイク専用のクレンジングを使ってメイクを落とし、目の周りを清潔に保つよう心がけましょう。
目元専用のシャンプー
まつげや目元を清潔に保つことができる目元専用のシャンプーで、まつ毛の根元やまぶた周りの皮脂や汚れを除去し、まつ毛の根元に蓄積した皮脂や汚れが詰まることを防ぐことができます。

免疫機能を低下させない
身体の抵抗力が落ちていると細菌の感染を引き起こしやすくなります。十分な休養と睡眠をとり、バランスの取れた食事を心がけ、しっかりと体調管理を行いましょう。